脊柱管狭窄症 手術の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
杖を突き、痛さに顔をしかめて来局されたのは、冬の寒さの厳しい日でした。脊柱管狭窄症で病院を受診して手術を勧められていましたが、漢方で改善したいと来局されました。
病院・整体・鍼灸・カイロなど、噂を聞いては通うのですが、なかなか痛みが引かず、仕事にも支障が出ていました。しばらく歩くと痛みが酷くなる間歇性破行の症状もあるとのことでした。
体質的には"イライラ・怒りっぽい・皮膚に湿疹ができやすい"と、熱傾向のある体質です。しかも、接待が多く酒を飲む機会が多いようです。冬にもかかわらず暑がりで、汗をかきやすく、赤ら顔です。知人から「体を温める物がいい」と言われて、生姜や唐辛子の多い食事を実践していました。
体内の炎症、漢方的には「熱」の体質を改善するのを第一に検討しました。数種類の漢方薬をお勧めしましたが、2週間後には杖なしで来局されました。
いままで朝起きると酷かった痛みが、かなり軽減したとのこと。「家族もかなりびっくりしていた!」と喜ばれています。
手術のための予約も早速キャンセルして、あとは定期検診だけを受診するようにしたとのこと。
しばらくは、漢方薬の変更などをしつつ継続して頂いて、ある程度状況が安定してから、「血」の巡りを改善することをおすすめし、体質に合った漢方薬を継続して頂いています。
体質を考えずに、独自療法で悪化していたと思われます。
すぐに体質改善してとても喜ばれた症例なのですが、ただ、酒を飲むと翌日は悪化するらしく、酒量を適度にコントロールすることを指導しています。
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